どうして私は腹筋ができないの?
「1回も起き上がれない!」には、ちゃんと理由があります
腹筋ができない理由は単純な筋力不足だけではありません。
姿勢や体の柔軟性、腹筋の使い方など、いくつかの原因が関係していることがあります。
「腹筋ができない=運動音痴」ではありません。
原因がわかれば、やり方を変えることができます。
フェレットだって、いきなり腹筋100回なんて無理です。
たぶん途中で丸くなって寝ます。
人間も、まずは原因を探しましょう。
なぜ腹筋ができないの?
腹筋ができない原因として、主に次のようなものが考えられます。
- 腹筋や体幹の筋力が落ちている
- 体が硬くなっている
- 姿勢の崩れ
- お腹に力を入れる感覚がわからない
- 体幹を安定させることが苦手
一つだけが原因とは限りません。
「筋力をつければ全部解決!」
とは限らないところが、人体の面倒くさいところです。
原因① お腹まわりの筋力が落ちている
まず考えられるのが、腹筋を含む体幹の筋力低下です。
以前は運動していたけれど、仕事や生活環境が変わって運動する機会が減った。
そんな状態が続けば、筋力が落ちることは珍しくありません。
特に、
- デスクワークが多い
- 車移動が多い
- 普段ほとんど運動しない
- 筋トレを長期間していない
という人は、体幹を使う機会そのものが減っている可能性があります。
「昔はできたのに今はできない」
という場合も、年齢だけを理由にする必要はありません。
日常生活で体を使う量が変わったことも考えてみましょう。
原因② 「足を押さえないと腹筋できない」
腹筋をするとき、
「誰かに足を押さえてもらわないと起き上がれない!」
という人もいます。
でも、ここで知っておいてほしいのが、
腹筋は、必ずしも完全に起き上がる必要はない
ということ。
昔ながらの「上体起こし」のイメージが強いですが、腹筋を鍛える方法はそれだけではありません。
むしろ無理やり起き上がろうとして、腰に負担をかけてしまうこともあります。
腹筋トレーニングは、
「何回起き上がれたか」だけを競うものではありません。
ここ、大事です。
原因③ 体が硬くなっている
意外と見落とされやすいのが、柔軟性です。
腰や背中、股関節周辺などが硬くなっていると、腹筋運動の動作がスムーズにできないことがあります。
特に普段、
「座っている時間が長い」
「ほとんど体を動かさない」
という人は、体が動きにくくなっていることがあります。
筋肉を鍛える前に、
まず動ける状態を作る。
これもトレーニングの一部です。
原因④ 姿勢が崩れている
猫背や反り腰など、普段の姿勢も腹筋運動に関係します。
例えば反り腰の場合、腰が強く反った状態になっているため、腹筋運動で体を丸める動作がやりにくくなることがあります。
反対に、猫背などで体が常に丸まった状態になっている場合も、スムーズな動作が難しくなることがあります。
つまり、
腹筋を鍛えたいなら、腹筋だけ見ていてはいけない。
体全体の動きを見ることが大切です。
原因⑤ お腹に力を入れる感覚がわからない
「お腹に力を入れてください」
と言われて、
「……どうやって?」
となる人もいます。
これは珍しいことではありません。
腹筋は、腕の力こぶのように見て確認できるわけではありません。
まずは呼吸を使って、お腹周りが動く感覚を確認するところから始めてみましょう。
息を吐きながらお腹を軽く引き締める。
これだけでも、
「お腹に力を入れるってこういうことか」
と感覚をつかみやすくなります。
腹筋が苦手な人は「呼吸」から始めよう
腹筋運動というと、
「とにかく上体を起こす!」
と思いがち。
でも初心者の場合、まずは呼吸と体幹を意識することから始める方法もあります。
ポイントは、
息を止めないこと。
頑張ると人間はすぐ息を止めます。
重い荷物を持つときも、トイレでも、筋トレでも。
人体、なぜそこで止める。
ゆっくり呼吸しながら、お腹周りを意識してみましょう。
腹筋が苦手な人におすすめの3種目
① ドローイン
腹筋運動が苦手な人でも始めやすい方法の一つです。
仰向けになり、膝を曲げて楽な姿勢を作ります。
そこから呼吸をしながら、お腹を軽く引き込むように意識します。
やり方
- 仰向けになり、膝を立てる
- ゆっくり息を吐く
- お腹を軽く引き締める
- 呼吸を止めずに数秒キープ
- 力を抜いて休む
最初は少ない回数から始めてOKです。
「こんなの簡単すぎない?」
と思うくらいから始めても大丈夫。
筋トレは難しさ自慢大会ではありません。
② スタンディングクランチ
「床に寝転がるのが面倒」
「腹筋すると腰が気になる」
そんな人には、立った状態で行う腹筋運動もあります。
立ったまま、上半身を丸めながら膝を引き上げます。
左右交互に行うことで、お腹を意識しながら体を動かします。
ポイント
- 反動を使わない
- 呼吸を止めない
- 首だけを動かさない
- お腹を縮めることを意識する
バランスが不安な場合は、壁などを利用しても構いません。
③ ニートゥチェスト
仰向けで膝を胸方向へ引き寄せるトレーニングです。
腹筋初心者でも取り入れやすく、下腹部を意識したいときにも使えます。
やり方
- 仰向けになる
- 膝を曲げる
- 息を吐きながら膝を胸へ近づける
- ゆっくり元へ戻す
- 繰り返す
勢いで脚を振り回すのではなく、ゆっくり動かすのがポイント。
腰が反りすぎないよう注意しましょう。
「腹筋ができないなら、腹筋をやらない」はアリ
ここも大事です。
腹筋を鍛えたいからといって、できない上体起こしを何度も繰り返す必要はありません。
まず簡単な種目で、
お腹に力を入れる
↓
体幹を安定させる
↓
少しずつ動きを大きくする
という順番で進めていけばいいんです。
最初から完成形を目指さなくても大丈夫。
自転車だって補助輪から始めます。
腹筋だけ突然、
「今日から本番です」
と言われても困ります。
産後の女性は特に無理をしないで
出産後に、
「以前はできた腹筋ができなくなった」
と感じる人もいます。
産後はお腹周りを含め、体に大きな変化が起こっています。
特に腹直筋離開などが疑われる場合は、自己判断で腹筋運動を繰り返すのではなく、医療機関や専門家に相談することが大切です。
「腹筋ができないから、とにかく鍛えればいい」
とは限りません。
産後の体は、気合いで押し切るものではなく、状態を確認しながら戻していくものです。
腹筋をすると腰が痛いなら、いったんストップ
腹筋をして、
「お腹より腰が痛い」
という場合は、無理して続けないようにしましょう。
フォームや体の使い方が合っていない可能性もありますが、痛みにはさまざまな原因があります。
特に強い痛みや、長く続く痛み、しびれなどがある場合は、トレーニングを中止して医療機関への相談を検討してください。
筋肉が「頑張ってます!」と言っているのと、体が「やめてください」と言っているのは別問題です。
腹筋は「毎日100回」より続けられることが大切
腹筋ができるようになりたいからといって、最初から大量の回数をこなす必要はありません。
まずは、
1日数分
からでも十分です。
例えば、
- 朝にドローイン
- テレビを見ながら軽い体幹トレーニング
- お風呂の前に数回だけ腹筋
など、普段の生活に組み込んでみましょう。
大切なのは、
「完璧にやること」より「続けること」。
忙しい日は回数を減らしてもいい。
体調が悪い日は休んでもいい。
一度休んだからといって、筋肉が全員で退職届を出すわけではありません。
「腹筋ができない」は、スタート地点
腹筋ができないことは、恥ずかしいことではありません。
むしろ、
「自分はどこが苦手なのか」
を知るきっかけになります。
筋力が足りないのか。
姿勢に問題があるのか。
体が硬いのか。
お腹に力を入れる感覚が苦手なのか。
原因によって、取り組むトレーニングも変わります。
だから、
「できないから諦める」ではなく、「できる方法から始める」。
これで十分です。
レスキューフェレットでは「腹筋が苦手」な方も大歓迎
「腹筋が1回もできない」
「運動が苦手」
「腰を痛めずにお腹を鍛えたい」
「産後から体が変わった気がする」
そんな方こそ、自分一人で無理に頑張る必要はありません。
整体とパーソナルトレーニングを組み合わせながら、姿勢や体の動きを確認し、その人に合わせたトレーニングを行うことが大切です。
腹筋ができないなら、できるところから始めればいい。
「1回もできない」から「1回できた!」へ。
その小さな変化が、トレーニングのスタートです。
レスキューフェレットと一緒に、無理なく体を動かしていきましょう。

